クリップ
クリップの語源
・クリップは、古代エジプト時代、食事をするときに髪が落ちてくるのを防ぐために使用されるようになった、ヘアーピンが元となっていると思われます。
・日本では、縄文時代の遺跡からも骨製のものが見つかっております。
髪がはさめるタイプになったのは、エリザベス1世(イングランド女王、1558年~1603年)のとき、発明されたようです。
・この時代からヘアーピンを金属でできたものが記録に残っております。
その後、ヘアーピンの形状を工夫したものが、どんどん開発され、開発者の名前や企業名が用いられるようになったようです。
・ボビーピン・アメピン・スリーピン・スモールクリップといったように、ヘアピンの呼称や分類は、メーカー等によって様々でした。
この中に、クリップ(Clip)と呼ばれるものが、記録にのこっております。
・1890年頃、髪を留めるヘアーピンからヒントを得て、紙を留める形状のものが、開発されました。
紙をはさむものとして、細長い長円形の形が開発されましたが、特許が所得されておらず、誰が発明したのかはっきりとしておりません。
・この当時から、紙をはさむ金属製の細長い長円形の形の呼び名として、クリップ(Clip)が用いられるようになったようです。
・イギリスでゼム・マニュファクチュアリング・カンパニー(The Gem Manufacturing Company )が、クリップを作る機械の特許を所得しており、ここから、ゼムクリップと云われ慕われて来たものと思われます。
・スウェーデン語では、文房具のクリップをゼム(Gem)と呼んでおります。
・その後、クリップ(Clip)の呼名は、文具やヘアを留めるもの、あるいは、電線の接続やはんだ付けなど、幅広く使われるようになりました。

ヘアーピン ゼムクリップ(金属製) 紙クリップ(TAK CLIP)
2014-06-21 09:14:57
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