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もともとクリップとは、古代エジプト時代、食事をする時に髪が落ちてくるのを防ぐために使用されるようになったヘアピンが元となっていると言われています。日本では、縄文時代の遺跡からも骨製のものが見つかっており、髪が挟めるタイプものが発明されたのは、イングランドのエリザベス1世(1558年~1603年)の時のようです。
この時期から、金属でできたヘアピンが使われるようになり、その後、形状が工夫されて開発者の名前や企業名が用いられるようになったようです。中でもイギリスにおいて、ゼム・マニュファクチュアリング・カンパニー社(The Gem Manufacturing Company)がクリップを作る機械の特許を所得し、この会社の商品がゼムクリップと呼ばれたといわれています。
「ボビーピン」「アメピン」「スリーピン」「スモールクリップ」といったように、ヘアピンの呼称や分類は、メーカーなどによって様々でした。クリップの呼名は、文具やヘアを留めるもの、あるいは電線の接続やはんだ付けなど、幅広く使われるようになり今日に至っています。
木材パルプは、針葉樹と広葉樹から作られたパルプの混合品です。針葉樹、広葉樹ともに、原木は建築用の資材として使用され、その端材(捨てられる部分)や間伐材(木材の育成に邪魔な木)をパルプ化しています。木材パルプの製造は木材伐採の環境破壊ではなく、木材の有効利用なのです。
紙クリップを作るためには、まず木材パルプを原料に、一般の紙抄きと同様に厚さ約100μ(10分の1mm)の紙を抄造し、塩化亜鉛に浸漬し、乾燥後の厚さが1mmになるように積層します。積層後、完全に塩化亜鉛がなくなるまで水洗いし、その後、乾燥し巻き取られます。
紙クリップの表面は、塩化亜鉛処理して積層されていることから、合成樹脂などの化学薬品が一切使用されておりません。また、塩化亜鉛は紙のPHがほぼ中性になるまで水洗いで除去されています。
色付けは、紙を抄く前の木材繊維に重金属を含まない染料で行うため、紙クリップのすべての繊維に色がついております。(白色は色付けしておりません。)紙クリップの色付けは内添処理ですので、安易に色が落ちることもなく、水中に一週間浸漬しても水が紙クリップの影響で濁ることはありません。
・剛性が強く、強靭性で、耐圧縮性、耐衝撃性に優れています。
・非帯電性であることから、静電気をほとんど帯びません。
・木材パルプ100%のため生分解性があり、土の中ではバクテリアの作用で土に返ります。
・シュレッダーにかけられます。
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